DJIのフラッグシップドローン「Mavic」シリーズ。
2025年5月にMavic 4 Proが登場してから、約1年半が経過した。現行モデルの完成度は非常に高く、すぐに後継機が必要というわけではない。それでも、次の世代では何が変わるのか、気になるところだ。
特に注目したいのは、カメラのセンサーサイズ、動画性能、そして価格。
過去の発売周期とMavic 4 Proの性能を振り返りながら、次期モデル「Mavic 5 Pro」の可能性を考えてみたい。
Mavic 5 Proの発売は2027年?
Mavicシリーズの発売時期を振り返ると、Mavic 3 Proは2023年4月25日、Mavic 4 Proは2025年5月13日に発表されている。
この2機種の間隔は約2年。仮に同じ周期で更新されるなら、次期モデルが2027年春から夏に登場しても不思議ではない。
| モデル | 発表日 |
|---|---|
| Mavic 3 Pro | 2023年4月25日 |
| Mavic 4 Pro | 2025年5月13日 |
| Mavic 5 Pro | 2027年?(予想) |
ただし、DJIが2年周期でのモデルチェンジを約束しているわけではない。開発期間や市場環境によって、発売時期が変わることも十分考えられる。
リーク情報はまだ判断材料にならない
2026年10月現在、Mavic 5 Proの正式な仕様や発売日は発表されていない。
ネット上では次期モデルを予想する情報も見られるが、現段階では確定情報と推測を慎重に区別する必要がある。
今のところ、2027年登場説は発売周期から考えた一つの予想という位置づけだ。
Mavic 4 Proの性能を振り返る
次期モデルの進化を考えるうえで、まず現行機の性能を整理しておきたい。
Mavic 4 Proは3眼カメラを搭載し、メインカメラには1億画素の4/3型CMOSセンサーを採用。最大6K/60fpsのHDR動画撮影に対応している。
さらに70mm相当の中望遠カメラ、168mm相当の望遠カメラを備え、最大飛行時間は公称51分。360°回転するジンバルも大きな特徴だ。

これだけの性能を持つ機体から、さらに何を進化させるのか。
単純にスペックの数字を上げるだけでは、買い替える理由としては弱いかもしれない。
カメラのセンサーは大きくなるのか
Mavic 5 Proで最も気になるのは、やはりカメラだ。
現行機の4/3型CMOSは、ドローンに搭載するセンサーとして十分に大きい。次世代でさらに大型化すれば、暗所性能やダイナミックレンジの向上が期待できる。
しかし、センサーが大きくなれば、レンズやジンバルの設計にも影響する。重量や機体サイズを考えると、簡単に大型化できるわけではない。
大型化より画質の向上?
個人的には、センサーサイズを維持したまま、映像の質を高める方向も面白いと思う。
例えば、朝日が差し込む山間部や、夕日に照らされた川。こうした明暗差の大きい場面で、白飛びや黒つぶれをどこまで抑えられるかは重要だ。
センサーの読み出し性能や画像処理が改善されれば、サイズが同じでも映像表現は変わってくる。

望遠カメラにも進化の余地がある
もう一つ期待したいのは、望遠カメラの画質だ。
遠くの被写体を引き寄せたり、背景を圧縮したりする表現は、広角カメラだけでは難しい。特に自然風景の撮影では、望遠カメラがあることで構図の選択肢が大きく広がる。
次期モデルでは、メインカメラと望遠カメラの色味や画質の差が、さらに小さくなるとうれしい。
動画性能は8Kへ進むのか
Mavic 4 Proはすでに6K動画の撮影に対応しているため、次期モデルで8K撮影が可能になることも考えられる。
ただ、実際の映像制作では解像度だけが重要なわけではない。
4Kでも十分な解像感を得られる現在、むしろダイナミックレンジやノイズ性能、カラーグレーディングの自由度を高めてほしい。
編集しやすさも性能の一つ
高画質で撮影できても、ファイルが重すぎたり、編集に時間がかかったりすれば運用は難しくなる。
記録形式の選択肢が増え、画質とファイル容量のバランスが改善されることにも期待したい。
撮影から編集までを考えた進化は、単純な解像度の向上以上に価値があると思う。
Mavic 5 Proの価格を予想する
性能と同じくらい気になるのが価格だ。
Mavic 4 ProのDJI公式ストア価格を確認すると、通常モデルが277,200円、Fly Moreコンボが355,850円、512GBクリエイターコンボが497,860円となっている。
| モデル | 価格 |
|---|---|
| Mavic 4 Pro 通常モデル | 277,200円 |
| Mavic 4 Pro Fly Moreコンボ | 355,850円 |
| Mavic 4 Pro 512GBクリエイターコンボ | 497,860円 |
※2026年10月確認時のDJI公式ストア掲載価格。
次期モデルでカメラ構成や飛行性能が大きく進化するなら、価格が上昇する可能性もある。
通常モデルで30万〜35万円程度、Fly Moreコンボで40万円前後というのが個人的な予想だ。
もちろん根拠のある価格情報ではなく、現行機の価格を参考にした推測にすぎない。
この価格帯になるなら、購入を決めるには明確な進化が欲しいところだ。
Mavic 5 Proに期待すること
Mavic 4 Proは、すでに非常に完成度の高いドローンだ。
だからこそ、次期モデルに期待したいのは単純なスペックアップではない。暗所での撮影性能、望遠カメラの画質、障害物検知の精度など、実際の撮影で違いを感じられる進化だ。
これまで難しかった撮影が、より自然にできるようになること。
そして、撮影した映像に新しい表現の可能性が生まれること。
Mavic 5 Proがいつ登場するのかは分からないが、次の世代で空撮がどう変わるのか、楽しみに待ちたい。
