EPSONインクジェットプリンターの低コストパフォーマー「PX-049A」。
ここ1週間で2回も不具合を見て欲しいと言われる機会がありました。

実はもうメーカーから販売されていない機種です。もし、家電量販店などに在庫が残っていればお目にかかれるかもしれない機種です。
しかし、私の職場では現在5台稼働中で実家にも1台あり、身近に6台も稼働してたりします。
今回はそんなEPSONインクジェットプリンター「PX-049A」の扱い方をご紹介します。
「PX-049A」の紹介
機種の成り立ち
先にも述べたようにもう生産してない機種になります。
後継機種の現行モデルは「EW-052A」です。
私がお世話になり始めたのが「PX-045A」からです。
この頃の機種は家電量販店で5,000円台で買えてました。
次の機種「PX-046A」からWi-Fi接続機能が搭載され、ちょっとコストアップしました。
大体家電量販店で7,000円台くらいになりました。
現行の「EW-052A」と同じ値段帯です。
特徴
私の職場でも5台稼働しているのは、やはり本体の値段が安くコンパクトで手軽に使えるからです。
ピンポイントにここで印刷したいという箇所に設置しやすいです。
Wi-Fi接続機能も搭載され、設定できれば無線で印刷が可能なのでそれなりに便利です。
ただし、癖が強いです。
まず2年経たないうちに大体壊れるか、廃インクパッドが一杯で使えなくなります。
その上、Wi-Fi接続が案外難易度高くすんなり接続できる時もありますが、難儀することが多く、有線で使った方が手っ取り早いってなります。
ローコストパフォーマーなので、職場では修理するよりも新品買い替えの選択を繰り返してきました。
「PX-049A」癖は強いが憎めないやつの扱い方
Wi-Fi機能に期待しない
コンパクトで場所を取らず、持ち運びも比較的容易なので有線接続使いをお勧めします。
ネットで検索しても「PX-049A Wi-Fi接続しない」的な検索結果がよく出てきます。
苦戦している方が多いのでしょう。
ならば、そもそも有線でPCに繋いで使っておけば悩む必要がありません。
メーカーさんには機種自体にWi-Fi機能搭載させずコストを下げて欲しいくらいです。
インク交換は忍耐
基本的にこの機種は歴代反応がゆったりしているように感じます。

インク交換でバグってよくヘルプで呼ばれるのですが、気長に待ってあげて下さい。
一番右端の「インク交換ボタン」長押しすると中のインク搭載ボタンがゆっくりと動き始めます。
そして、決して一発でインク交換の定位置で止まりません。
怒ってはいけません!子供を扱うように根気強く何回もやらせましょう!
「インク交換ボタン」長押し → 変な位置に止まる →
「インク交換ボタン」長押し → 変な位置に止まる →
「インク交換ボタン」長押し → 変な位置に止まる →
「インク交換ボタン」長押し → ナイスポジション!
このくらいの根気強さが肝要です。
無事インクカートリッジを交換したからといって油断してはいけません。
新しいインクカートリッジを認識して通常モードに復帰するまでも時間がかかります。
しばらくうぃーんうぃーん動いているので、彼が落ち着くまで待ってあげて下さい。
別れは突然に
おおよそ購入後2年以内のなにかしら不具合が出ます。
どんな修理でも5,000円からという、本体価格の7割くらいかかります。
さあ買い替えという選択肢が出てきます。
忍耐強くみてきて我が子のように愛着が湧いているかもしれません。
しかし、経営判断は非情な選択も迫ってきます。
このような突然のお別れにも向き合えるよう普段から優しく見守ってあげて下さい。
もちろん、修理して使える環境であれば長く使ってあげて下さい。
おわりに
大量に印刷したり複数人で使用する場合は、複合機型レーザープリンターが機能的にもランニングコスト的にも良いのでしょう。
しかし、スポットで印刷が必要な箇所があればこの機種が最適です。
インクジェットプリンターはインク代が高くランニングコストが高くなる傾向があるので、お手頃パフォーマーの「PX-049A」クラスがお勧めです。